鎖国時代、唯一海外に開かれていた長崎には、さまざまな海外文化が持ち込まれました。
西洋文化とキリスト教をもたらしたポルトガル、オランダ。
そして風俗や文化、宗教など、多岐にわたり強い影響を与えた中国。
中国華僑たちによって持ち込まれたさまざまな中国文化は、日本古来の文化と次第に交わり、独特な長崎の文化として形成され長崎の街に根付いていきました。そして何百年の時を重ね、今なお「おくんち」や「精霊流し」、「ペーロン」などの祭事や、「卓袱料理」などの食文化にいたるまで長崎の日常生活の中に中国色を色濃く残しています。
また街中には唐人屋敷跡を残す館内町をはじめ、唐寺のある寺町通り、唐人たちの心の支えであった孔子廟などが点在し、当時の長崎と中国の密接なかかわりの足跡を見ることができます。
まち中で触れる中国文化
Chinese culture in Nagasaki